食事を嫌がる方のなかには、むし歯や入れ歯が痛いのにそれをうまく伝えられない方がいらっしゃいます。
お口のお掃除や歯ブラシを嫌がったりしませんか?
もしそうであれば、口の中に腫れがあるかもしれません。一度、診察を受けていただくことが望ましいです。
噛む力や飲み込む力が弱くなったことで食事が苦痛になっている、とも考えられます。そういった食べる力は訓練で鍛えることができます。
また、食べ物の柔らかさ、調理方法等を変えてあげることで対応できることも多いです。
無理をして飲み込み続けていると、誤って気管や肺に入ってしまうかもしれません。高齢者の肺炎の多くは誤嚥によるものですから、早めに手を打っておきたいですね。
このように、「食べることを拒む」というのは、本人からのヘルプのサインです。気づいたら、お気軽にご相談いただきたいと思います。
当院では、通院が困難な方のために、訪問歯科という形でも治療を行っております。交通費はいただきません。持ち運び式のレントゲンや治療器具を用意しているので、むし歯治療や入れ歯の調整など、外来と同様の治療が可能です。
また、歯科医・歯科衛生士の他に言語聴覚士・理学療法士が在籍しておりますので、リハビリもお任せください!
食べる力を取り戻せるよう、お手伝いいたします。